冬至〜ジャネーの法則に抗え。

冬至

12月22日ごろから小寒まで

さてさて、今年ももう直ぐ終わりますね。

年々、月日が経つのが早く感じます。

その理由に、【ジャネーの法則】と言うものがあります。

簡単にいうと、「時間の心理的長さは、年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)」ということ。

50歳の人間にとっての10年は、5歳にとって1年。

5歳の1日は50歳の10日!!

光陰矢の如し、烏兎匆匆です。ほんと。

ジャネーの法則では、80歳まで生きる人で、心的時間的には【20歳】がちょうど真ん中にあたります。

一年の感覚は、年々短くなっていきますよ、奥さん。

今年より来年、来年より再来年。

ただ、楽しいこと、夢中になっていることに触れていると、時間はあっという間に過ぎます。

充実してても一年早いのかもしれません。

結局は、短い人生、あっという間に歳をとるので、日々を大事に、ということですね。

そんな貴重なお時間を拝借。

今年最後の二十四節気。よろしくお願いします!

北半球では、一年のうち一番昼が短く、夜が長い頃。

これから日が伸びていきますので、古くは冬至が一年の始まりとされていました。

これからどんどんと太陽の力が増していく「一陽来復(いちようらいふく)」の候。

健康に一年過ごすための習慣があります。

冬至といえばゆず湯!

「冬至」と「湯治」を掛けていると言われていますが、そもそも一年の始まりだった冬至の日に、ゆずの薬効で体を清める、禊の意味があったとされています。

ゆずには、血行を促進する作用がありますので、冷え性、神経痛、腰痛などの緩和が期待できます。

また、ゆずに含まれるビタミンCは、果皮に多く含まれますので、乾燥肌の予防やアンチエイジングなどにも効きそうです。

『運』をつけるおいしい習慣

夏の野菜なのに、なぜ冬至にかぼちゃなのでしょうか?

かぼちゃは長く保存がききますので、もともと、野菜の少ない冬に備えにしていたようです。

かぼちゃは「なんきん」とも呼ばれますが、「なんきん・ぎんなん・にんじん・れんこん…」は、【『ん』がつく】=【『運』がつく】という「しゃれ」が元となり、冬至にかぼちゃを食べる習慣となったようです。

冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない、とも言われます。

他にも、赤い色が魔除けの意味を持つあずきを使った「小豆粥」、かぼちゃと小豆を煮た「いとこ煮」などもありますので、美味しい冬至料理をいただいて、心身ともに健やかに、冬を乗り越えたいですね。

七十二候

初候 乃東生(なつかれくさ しょうず):夏枯草が芽を出す

次候 麋角解(びかく げす):大鹿が角を落とす

末候 雪下出麦(ゆきわりて むぎ のびる):雪の下で麦が芽を出す

初候 乃東生(なつかれくさ しょうず)

夏至の「乃東枯(なつかれくさかるる)」に対応した初候から始まります。

冬至に芽を出し、夏至に枯れる「乃東」=「夏枯れ草」は、紫色の花を咲かせる『うつぼぐさ』の漢方名だそうです。

枯れて茶色くなった夏枯草を煎じて飲むと、利尿・消炎作用があるそうで、うがい薬としても用います。

西洋では、「この草があれば、怪我など自分で治せる」という意味で、”self-heal”と呼ばれているそうです。

武士が弓矢を入れて背中に背負った靫(うつぼ)に形が似ていることから【うつぼぐさ】と名付けられました。

ちなみに魚のウツボも、靫に形が似てることから名付けられたという説があります。

次候 麋角解(びかく げす)

「麋」とは、大鹿のことです。基本的にオスは枝分かれしたツノを持ち、メスは持ちません。(トナカイは雌雄ともにツノがあります。)

ちなみに鹿といえば奈良!ですが、奈良公園には1100~1200頭のニホンジカがいるそうです。

夏に奈良へ行くと、立派なツノを生やした美しく雄々しい鹿が多く見られます。

秋には伝統行事である「鹿の角切り」が行われますので、立派なツノを拝むなら夏がオススメです。

そもそもこの鹿、「春日神社」の神使です。

神使とは、ご祭神と縁のある動物のことで、稲荷神社のキツネが有名なのではないでしょうか?

神使には色々な動物がいて、面白いです。

(最後の方に載せた「かみさま・神社のまめちしき」にちょっと載せています。)

狛犬の代わり境内に据えられたりしています。

春日神社の場合、ご祭神であるタケミカズチノミコトが、茨城県にある鹿島神宮から白い鹿に乗って、春日神社にやってきたという神話に基づき、鹿を神の使いとして大切にしてきました。

末候 雪下出麦(ゆきわりて むぎ のびる)

雪の下で麦が芽吹き始めるこの時期は、新暦でいうと12月31日~1月4日頃。

『THE年末年始』の歳時記色々、ご紹介させてください。

すす払いと正月飾り

もともとは12月13日に行われた大掃除で、すす払いをしてお風呂で身を清めてから、正月飾りを買いに行く、という風習がありました。

買ってきた正月飾りは、「一夜飾り」となる31日と、「苦」につながる29日を避けて飾りますので、必然的に28か30日に行います。

正月にお迎えするのは『年神様』。

すす払いで場を清め、お供えの餅をつき、目印となる門松や松飾りをして、神様をお迎えするという大切な伝統です。

年越しそば

年越しそばには演技やご利益がたくさんあります。

昔金銀職人が、大掃除に『蕎麦だんご』を使って、小さな金銀を集めたことから、蕎麦にはお金を集める意味があるとか。

昔貧窮した庶民に、寺が蕎麦を振る舞ったところ、翌年から運気があがったとか。

長いので延命長寿、歯切れがいいので悪縁切りとか。

色々ご利益もありますが、何よりも、家族で蕎麦をすする年越し、あったかくていいなぁと思います。

除夜の鐘

大晦日を『除日(じょじつ)』と呼んだことから、除日の夜につく鐘を「除夜の鐘」と呼ぶようになりました。

そもそも仏教の行事ですので、お寺さんでは「除夜会(じょやえ)」という法要が行われ、そのあとに、煩悩の数だけ鐘を打ち、取り払おうとします。

煩悩とは、人間の心身を悩ませる、欲望、憎しみなどのことです。

信仰していない神様の生誕を祝い、仏教的儀式として煩悩を払い、年神様を呼び、初詣にて神社に参る。

一神教の方々からすれば、信じられないような日本の年末年始。

でもこのおおらかさが、日本の強さの一つだとも思っています。

でもせっかくなので、神社と寺の違いや、正しい神社参拝の方法、年神様をお迎えする年末年始のしつらいなどは、ぜひ大切にしてください。

立冬に始まった冬は、まだまだ半分。

『冬至冬中冬始(とうじ ふゆなか ふゆはじめ)』と昔から言われますが、これは、

「冬至は暦の上では冬の真ん中だけど、本当の寒さは冬至から始まるよ」という意味です。

冬支度をしっかりして、ご自愛くださいね。

では次は年明け小寒にて。

よいお年をお迎えくださいませ。

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