小寒〜寒中お見舞い申し上げます

小寒〜寒中お見舞い申し上げます

1月5日頃(2019年は1月6日)から大寒まで

寒さも増す「寒の入り」。

小寒から節分までを「寒の内」と言い、寒さが厳しくなる時期とされています。

年賀状を出し控えた方へのご挨拶である「寒中見舞い」は、この頃に出します。

年末年始、いかがお過ごしでしたか?

関東は天気も良く、暖かなお正月でした。

無事に年神様をお迎えし、気持ちも新たに始まりました2019年。

今年もよろしくお願いいたします。

では七十二候から。

初候

芹乃栄(せり すなわち さかう) : がよく生育する

次候

水泉動(すいせん うごく) : 地中で凍った泉が動き始める

末候

雉始雊(きじ はじめて なく) : 雄の雉が鳴き始める

初候にあります「セリ」。

春の七草の一つです。

今日は七草をはじめとするこの時期の年中行事をお届けしようと思います。

人日(じんじつ)~1月7日

馴染みない言葉ですが、実は端午や七夕と同じ『五節句』の一つです。

お正月の食べ疲れを癒し、寒い季節を乗り切る知恵として、昔から七草がゆをいただきます。

七草といえば

セリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ

最近は「七草粥セット」にして、食品売り場に置かれていますね。

地方で差が多いのも七草粥の特徴で、七草が摘めない雪深い地方では、葉物が入らないお粥をいただくそうですし、「七草」でなく「七種の野菜」を入れる地方もありますし、私の田舎では、鶏肉を入れます。

平安時代にはその風習が始まったとされますが、一般に広まったのは江戸の頃。

鎌倉から江戸にかけて成立した「御伽草子」に、親孝行の功徳を説いた物語として、七草の由来が語られています。

その物語によると、七草には若返りの効果があるとされていますが、実際七草にはありがたい効果がいっぱい。

セリは発汗作用・胃腸を整える働き。秋田のきりたんぽ鍋には欠かせません。

ナズナはいわゆるぺんぺん草。子供の頃、でんでん太鼓のように鳴らした思い出がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?便秘や利尿に効くとされ、古くから薬草として重宝されました。

ゴギョウは、かつては草餅に用いられた草で、咳止めや内臓に効く健康茶としても活用されています。

ハコベラは古くから葉野菜として食用に用いられるほか、小鳥に食べさせる野菜としても重宝します。

春の七草に含まれるホトケノザは、コオニタビラコという植物で、本来のホトケノザという花とは異なる種です。(本当のホトケノザは、あぜ道に咲くピンクの花で、花びらを抜き取って蜜が吸えますが、食用ではありません。)コオニラビラコは、若い葉を食べることができ、小さい黄色の花を咲かせます。

七草にじゃない本来のホトケノザ。

スズナは「蕪」のこと。古くから食用として重宝された植物で、日本では古事記や日本書紀にも記載があります。カブの葉にはビタミンC、食物繊維が豊富ですし、寒い時期ほど甘みが強くなります。今でも重宝する野菜の一つですね。

スズシロはご存知、ダイコンのこと。実は皮の色が多彩な野菜ですが、日本ではほとんどが白い品種。「清白(すずしろ)」の名もそのためです。日本には弥生時代から食用として用いられており、生でよし、加熱してよし、干してよし。消化を助け、血栓防止や解毒作用があると言われています。

七草にはお正月疲れを癒す効果もたくさん。

塩で叩いた七草を、お粥の仕上げにパッと入れて10分ほど蒸らすと、色あざやかなまま頂けますよ。

鏡開き~1月11日

丸く平らなお餅の形が鏡と似ていることから、「鏡餅」と名付けられたお正月飾り。

最近では小包装のお餅が内包された鏡餅が一般的ですが、古くは飾った餅を「鏡開き」の日に木づちで割ってお汁粉にしていただきました。

もともと武士の間で行われていた風習ですので、刃物で餅を切らず、木づちなどで割ります。

弥生の頃から日本人はお米を食べ、体を作り、生活を紡いできました。

そのお米がぎゅっと集まったお餅は、また特別。

なかでも年神様のパワーが宿った鏡餅は、連綿と続いてきた日本人の魂を受け取り、自分の体に取り入れるためのものとして、大切にされてきました。

鏡開きで割ったお餅を家族で食べることを「御魂わけ(みたまわけ)」と言います。

そしてそのお餅を、年神様の魂という意味で、「年魂」と呼びます。

そう、「お年玉」はそもそもお父さんが家族に割って与えたお餅のことなんです。

さすがに、我が子らにお年玉だと言ってお餅を渡すとブーイングが起きてしまいそうですが、大切ないわれとして、伝えていきたいですね。

成人の日~1月の第2月曜(2019年は1月14日)

国民の祝日に関する法律によれば「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨としていて、各市町村で新成人を招いて成人式が行われます。

成年の式と祝いは古くからあり、貴族・武人の間では男子は 11~16歳で元服の儀を行いました。

小正月~1月15日

旧暦ではちょうど満月を迎える小正月。

新年最初の満月をお祝いするこの日までが、本来は「松の内」でした。

小正月には小豆粥をいただきます。

小豆粥は、小豆とお米を炊き込んだ、ハレの日の食べ物です。

正月も忙しく立ち働いた女性も一息つける頃という意味で、「女正月」ともいうそうです。

いよいよ寒さも厳しさを増しますが、この時期は移りゆく空の表情も豊かです。

冬は夏に比べて気温も低く、対流活動も弱いことから空気中の水蒸気やちりなどが少ないため、冬の空は夏の空より澄んで見えます。

インフルエンザなども流行る季節ですので、くれぐれもご自愛のほどを。

次はいよいよ冬もクライマックス!!

大寒にてお会いしましょう。

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